中編「Web会議に慣れた人々が次に求める『アップグレード』は何か?」に続く後編となる本稿は、Web会議に関する2021年の5つのトレンドのうち、4つ目と5つ目を紹介する。
これまで映像配信の分野は、録画とライブの2つに分かれていた。録画映像は限りなく多彩なエフェクトを利用でき、驚異的な品質まで作り込むこともできる。一方Web会議やWebセミナーでライブ配信する動画は、一般的に会議室や自席のWebカメラから生映像を配信する。
近年はライブ映像の配信中に「ポストプロダクションエフェクト」を可能にする編集機能を搭載したストリーミング配信ソフトウェアが登場している。ポストプロダクションエフェクトとは、背景の変更や特殊効果、テロップの挿入、映像に合わせた音楽/ナレーションの挿入といった演出のことだ。筆者はさまざまなWeb会議やWebセミナーでこれらの機能を使用している。
Zoom Video Communicationsをはじめ、幾つかのベンダーは既にグリーンバックのクロマキー合成やバーチャル背景などの機能を提供しており、他にも機能を次々と追加している。今後、基本的なビジネス向け動画アプリケーションがライブ映像の編集機能を組み込むようになれば、他のソフトウェアを利用する必要性は低くなる。これもパンデミック前から始まり、パンデミック後に加速したトレンドだ。一般的なWeb会議の機能に慣れてきたエンドユーザーは、さらに大胆でわくわくする機能を求めている。
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