部品価格の高騰を完成品価格に反映させない――。製造業のこうした企業努力には限界がある。PCベンダーも同様だ。半導体品薄に直面するPCベンダーが、製品価格の値上げという苦渋の選択をせざるを得ない理由とは。
Microsoftのエイミー・フッドCFO(最高財務責任者)は2021年7月の決算発表で、同社の事業に「サプライチェーン(部品調達から製品の製造、販売に至る一連のプロセス)の制約が相当の影響を与えている」とアナリストに語った。特にノートPCとしてもタブレットとしても使える2-in-1デバイスの「Surface」事業や、PCベンダー向け「Windows」ライセンス事業(OEM事業)が影響を受けているという。同社の2021年度第4四半期(4月〜6月)には、Surface事業とOEM事業の売上高はいずれも減少した。サプライチェーンの困難が、引き続きSurface事業やOEM事業の売上高の減少要因になると同社はみる。
サプライチェーンの混乱の影響を受けているのはMicrosoftだけではない。同社CFOのルカ・マエストリ氏は、半導体を中心とする部品の品薄が原因で、同社の2021年第4四半期(6月27日〜9月26日)の売上高の伸びが2021年第3四半期(4月27日〜6月26日)までの伸びを下回ると予想する。「部品供給の制約は一層強まる」(マエストリ氏)
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