2022年01月13日 05時00分 公開
特集/連載

「5G」が前例のないスピードで拡大 携帯電話の主流になるのか携帯電話市場は新時代に突入【前編】

「5G」は「4G」など歴代の移動通信システムを大幅に上回るペースで普及している。通信機器ベンダーEricssonの予測が正しければ、5Gが主流になる日はそう遠くない。

[Joe O’Halloran,TechTarget]

関連キーワード

ネットワーク


 通信機器ベンダーEricssonが2021年11月に公開した携帯電話市場に関するレポート「Ericsson Mobility Report」によると、携帯電話のトラフィック(ネットワークを流れるデータ)は、2011年からの10年でほぼ300倍に増加した。

 Ericssonは2011年から毎年このレポートを発行。主に過去と最新のデータに基づいて携帯電話分野の動向を分析している。今回のレポートは、「5G」(第5世代移動通信システム)が歴代の移動通信システムの中で最も速いペースで普及している点を強調した。

かつてなく高速に広がる「5G」

 Ericssonの推計では、5Gの契約者は2021年末までに6億6000万契約になり、2027年末には44億契約に達する。この時点で全世界の携帯電話契約数の約半数を占めるようになる。つまり、5Gは2027年にモバイル通信の技術として主流になる見通しだ。

 「4G」(第4世代移動通信システム)と比較して、5Gの普及ペースはどう異なるのだろうか。レポートによれば、「LTE」(Long Term Evolution)を含む4Gは、2011年から世界で約55億台のスマートフォンを接続してきた。それと同時に2万種を超える4G準拠の携帯電話が市場に投入された。

 5Gの普及ペースは、この4Gのペースを上回る見込みだ。レポートによれば、5G端末は2021年時点で世界に出回る携帯電話の約23%を占めている。一方の4G端末は、普及状況を5Gと同様の計測方法で比較した場合、同じ時点では約8%にとどまっていた。4Gと比較した場合に明らかに速い5Gの普及ペースが、モバイル通信のトラフィックの飛躍的な成長を加速させている。

Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術

米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news194.jpg

残念なブランド体験で8割の顧客は「もう買わない」――Sitecore調査
消費者にとって不都合な事象が発生した際にも、ブランドを好きでいられるのは10人に1人。

news131.jpg

ナイキとアディダスに学ぶ ファンを増やす企業文化とは?
スポーツにおけるトップブランドの座を巡ってし烈な競争を繰り広げてきたナイキとアディ...

news046.jpg

DXにおける「コンサルティング力」とは?
DXが加速する中でコンサルティング人材へのニーズが高まっています。DXにおける「コンサ...