オンプレミスインフラからIaaSへの移行を考えるCIOは、移行計画を立てることにもコストがかかることを忘れてはならない。IaaS移行の計画段階でかかるコスト要素について詳しく説明する。
企業はさまざまな狙いで、ワークロード(アプリケーション)をオンプレミスインフラからIaaS(Infrastructure as a Service)に移行させる。例えば設備投資(CAPEX)から運用コスト(OPEX)に切り変えることや、災害リスクを最小限に抑えること、ITインフラの拡張性を高めることなどが挙げられる。
IaaS移行を検討するときの重要な要素の一つが、IaaSのコスト計算だ。具体的には、IaaS移行の準備や移行作業、移行後のワークロードの運用などにかかるコストや作業時間を計算する必要がある。
CIO(最高技術責任者)は、IaaS移行の準備にかかるコストを正確に把握する必要がある。少なくともIaaS移行プロジェクトに対し、関係者は多くの時間を割くことになる。一般的には、IaaS移行に関連するシステムの管理スタッフを中心に移行チームを編成することになる。加えてIaaS移行プロジェクトには、ストレージやネットワーク、セキュリティに関わる人材も参加する。さらに移行対象のワークロードによっては、IaaS移行の専門家や企業のリスク管理部門、開発部門の支援が必要になる可能性がある。
上記で説明した以外に、IaaS移行計画の策定や移行作業の序盤にかかるコストとして、CIOが考慮すべき要素を以下に挙げる。
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