ストレージの電力使用量を下げる具体的な方法 「クラウドで解決」実は難しい?環境に優しいストレージ運用法【中編】

グリーン化を掲げ、IT機器を環境に優しい形で運用する動きは、ストレージとも無関係ではない。ストレージの電力使用量を低下させるこつを踏まえ、環境に配慮したストレージ運用を始めるためのノウハウを紹介する。

2022年03月24日 08時15分 公開
[Paul KirvanTechTarget]

 企業活動を支えるデータを格納するストレージは、企業のシステムに欠かせないIT機器だ。ストレージの電力使用量を考えると、環境保護に向けた企業の取り組みは十分だとは言いにくい。ストレージ運用に「エコ」(環境保護)の視点を取り入れるにはどうすればいいのか。前編「『クラウドストレージを使えば電力使用量を減らせる』は大きな誤解だった?」はエコの観点から見た、クラウドストレージの“盲点”を取り上げた。中編となる本稿はストレージの電力使用量を低下させるための具体策を考える。

これでできる、ストレージの電力使用量を下げる方法

 環境に優しいストレージ運用を目指すためには、クラウドストレージの利用と、自社データセンターでのストレージ利用のミックスが有効だ。自社データセンターにストレージを設置すれば、当然ながら空調システムの稼働が必要になり、電力を使用することになる。ただし全体で見ると、環境への負荷を減らせる可能性がある。

 ユーザー企業はクラウドストレージベンダーのサービスを使う場合、ベンダー各社がデータセンター運用に当たり、どのくらい環境に配慮しているかを確認するとよい。クラウドストレージベンダーが太陽光や風力、水力といった再生可能エネルギーを使用していることは決め手の一つとなる。それに加え、ユーザー企業の自社データセンターに再生可能エネルギーを取り入れられるかどうかを検討することも重要だ。

 使用していないデータを削除することも環境に優しいストレージ運用につながる。ただしビジネス戦略やコンプライアンスの理由で、使わなくても残すべきデータがある。その場合、ファイル重複排除のソフトウェアを使い、データベースを“スリム化”させることが有効だ。


 後編は媒体特性を踏まえた、ストレージの電力使用量の削減方法を解説する。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news076.jpg

オラクルが広告事業から撤退へ ポストCookie時代の業界地図は変わるか?
Oracleは「Responsys」「Moat」「BlueKai」などの買収を重ねて広告部門を構築してきた。...

news068.jpg

琉球泡盛「残波」「海乃邦」の海外展開を例に考える日本のブランドが持つべき視点
日本のブランドが海外展開で持つべき視点とはどのようなものか。2024年4月にI&CO APAC代...

news131.jpg

メッシやベリンガム、ヴィルツも登場 アディダスが世界で展開する豪華過ぎるサッカー推しキャンペーンの中身
Adidasが夏のサッカーシーズンに向けて新キャンペーンを世界各地で展開する。デビッド・...