Microsoftのハイブリッドワーク支援戦略【後編】
「Teams」がちょっと便利になるMicrosoftこだわりの機能とは?
テレワークとオフィスワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」にまつわる不便さの解消を目指し、Microsoftは「Teams」「Outlook」の強化を続けている。主要な機能を見てみよう。
Microsoftは2022年第2四半期(2022年4月~7月)に、ユニファイドコミュニケーション(UC)システム「Microsoft Teams」やメールクライアント「Microsoft Outlook」などをアップデートする。同社が2022年3月に公開したブログエントリ(投稿)によれば、このアップデートにより、テレワークとオフィスワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」に伴う業務課題の解決を目指す。特に同社が意図しているのは、テレワーカーとオフィスワーカーの両方が平等な立場で働けるよう支援することだ。
リモートとオフィスの共同作業がちょっと楽になるTeamsの機能
併せて読みたいお薦め記事
前編:Microsoftのハイブリッドワーク支援戦略
「ハイブリッドワーク」関連の注目記事
Teamsのホワイトボード機能には、テレワーカーとオフィスワーカーのコラボレーション(共同作業)を支援するさまざまな改善が加わる。絵文字を使ってホワイトボードの内容に反応したり、ブレーンストーミングやプロジェクト立案といったグループ作業用のテンプレートを使ったりできるようになる。
プレゼンテーションツール「Microsoft PowerPoint」の「レコーディングスタジオ」機能を使うと、必要なときにいつでもプレゼンテーション動画を作成し、Teams経由で共有できる。こうした非同期のコミュニケーションは、勤務時間の有効活用に役立つ可能性がある。
Microsoftは2021年に新しいコミュニケーションアプリケーション「Microsoft Loop」を提供開始し、オフィススイート「Microsoft 365」との連携を強化した。Loopコンポーネント(共同作業や個人の業務を支援する生産性ツールとしての最小単位)を起動すると、Teamsを使ったチャット中に「Microsoft Word」や「Microsoft Excel」などのファイルを取り込んで共同作業できる。複数のユーザーが編集した内容を同期し、ファイルを最新に保つ。Microsoftはこの機能をOutlookにも追加する。
Teamsには他にも幾つかの新機能が加わる。例えば「Speaker Coach」(スピーカーコーチ)は、プレゼンターが話している様子を記録し、AI(人工知能)技術に基づく分析結果を示す。スピーチが早口だったり、参加者の発言を遮っていたり、聴衆の様子を確認するために一拍置いたりする必要がある場合は、ユーザーに注意を促す。これは以前の「Presenter Coach」(発表者コーチ)と同様の機能となる。
MicrosoftがTeamsに追加する同時通訳機能は、最大16言語をカバーする。Web会議出席者は、自分が選択した自動通訳音声を聞きながら、バックグラウンドでオリジナル音声を小さな音量で再生することができる。通訳機能に関してMicrosoftは競合サービスに追い付こうとしている格好だ。Cisco Webexの翻訳機能は100種類以上の言語をカバーし、Zoomは1つの会議で最大20人の通訳者を指定して参加させることができる。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社うるる] 「入札市場」攻略ガイド:効率的に落札するためのポイントを徹底解説 -
製品資料
[株式会社うるる] 入札情報に特化した「販路拡大」「効率化」のためのサポートツールとは? -
市場調査・トレンド
[株式会社うるる] 公共入札に成功する企業と失敗する企業の「5つの違い」 -
製品資料
[日本ビジネスシステムズ株式会社] 専門家が教える、Microsoft 365の「テナント統合/分離」を成功に導く秘訣 -
製品資料
[rakumo株式会社] Microsoft 365での情報埋没を防ぐ、社内ナレッジを資産化する情報ポータル活用
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
2
Claude利用8割のGMO、AI人材の評価軸が「トークン管理」に変わった
-
3
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
-
4
「テザリング依存」に潜む落とし穴 “遅いVPN”を解消するネット構築術
-
5
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
6
「IT運用・情報システム業務」に関するアンケート
-
7
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
8
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
9
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
10
被害額は過去最高額 それでも「サイバー犯罪者が捕まらない」3つの理由
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
7
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
-
10
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー