Windowsしか知らなかった人のための「Linux」入門【第5回】
「Microsoft Officeなんて要らない」と感じたらWindowsをやめてLinuxへ
「Linux」への移行を検討する「Windows」ユーザーは、両者の違いを理解した上で判断を下すことが大切だ。移行後の日常利用で特に重要になる「利用可能なアプリケーション」の違いを確認しておこう。
「Windows」から「Linux」へとOSを切り替えると、Windowsで当たり前にできていたことが、できなくなることがある。移行前に両者の違いを正確に把握することは、移行後に公開しないために重要だ。LinuxとWindowsの主要な8つの違いのうち、8つ目を紹介する。
8.「Office」の代替策を探す必要がある
併せて読みたいお薦め記事
連載:Windowsしか知らなかった人のための「Linux」入門
- 第1回:Windows信奉者が理解に苦しむ“Linux多過ぎ”問題
- 第2回:Windows信奉者が理解に苦しむ“GUIは甘え”のLinux文化
- 第3回:Windows信奉者を“Linux沼”にはめる「コマンド」の深い世界
- 第4回:Windows信奉者がLinuxにはまる兆候「フォルダをディレクトリと呼ぶ」
「Linux」の基礎知識
Linuxでは、Windowsで利用していたアプリケーションが利用できなくなることがある。SaaS(Software as a Service)などOSを問わないアプリケーションであれば、総じてLinuxでもそのまま利用できる。一方でデバイスに直接インストールするネイティブアプリケーションの場合、Linux版がなければ代替策を探すことが必要だ。
オフィスユーザーのOSをWindowsからLinuxに移行する際には、一般的にはネイティブアプリケーションのオフィススイートが必要になる。Microsoftのオフィススイート「Microsoft Office」には、Linux版のネイティブアプリケーションがない。Linuxで使える代表的なオープンソースのオフィススイート「LibreOffice」は、Microsoft Officeで作成したファイルを読み書きできる。オフィススイートの他の選択肢としては、オープンソースの「Calligra Suite」やZohoの「Zoho Workplace」などがある。
コンパイル(ソースコードから実行可能なファイル形式への変換)済みのソフトウェアをLinuxにインストールするには「パッケージマネジャー」(Package Manager)を使用する。パッケージマネジャーは、Linuxソフトウェアのインストールや更新を管理するソフトウェアだ。
Linuxのディストリビューション(配布用パッケージ)によって、標準のパッケージマネジャーは異なる。「Red Hat Enterprise Linux」(以下、RHEL)から派生したディストリビューションでは「Yum」(Yellowdog Updater Modified)や「Dandified YUM」(DNF)を使うことが一般的だ。「Debian」から派生したディストリビューションでは「Advanced Package Tool」(APT)がよく使われている。
例えばRHEL系ディストリビューションでDNFを使い、ポートスキャナー「nmap」(Network Mapper)をインストールするには、以下のコマンドを実行する。
sudo dnf install nmap
上記のコマンドは、標準アカウントを超える権限を付与するためのコマンド「sudo」を使って、標準アカウントから一時的に管理者アカウント「root」に昇格。その上でDNFを使い、サブコマンド「install」でnmapをインストールする。
Debian系ディストリビューションでAPTを使う際は、以下のコマンドを実行すればnmapをインストールできる。
sudo apt install nmap
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[オーティファイ株式会社] AIでコーディングは加速したのにテストはそのまま? いまQAに必要な進化とは -
事例
[オーティファイ株式会社] QAで開発サイクルを遅延させない 8社の事例に学ぶ「テスト工程」の課題解決策 -
製品資料
[株式会社ガラパゴス] 「AIっぽい広告」の山に埋もれさせない AIマーケで着実に成果をだす秘訣とは? -
製品資料
[株式会社ガラパゴス] 「広告投資」調査レポート2026:勝ち組企業は何に投資しているのか? -
製品資料
[株式会社Helpfeel] 「問い合わせの渋滞」を解消、情シスの負担を軽減する“次世代型AI”活用方法
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Copilot」はなぜ放置される? “議事録要約止まり”を脱する処方箋
-
2
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
3
膨らむAIコストに歯止め GitHubのマルチモデルルーターは何が違うのか
-
4
マンガで解説:採択率は3割台? デジタル化・AI導入補助金申請の落とし穴
-
5
9割が頓挫する「AI内製化」 差がついたのはツールより設計力
-
6
覇権争いは終了? SnowflakeやSAPが「Apache Iceberg」の採用を急ぐ理由
-
7
「コンテナ型データセンターの検討状況と課題」に関するアンケート
-
8
多要素認証導入済みでもランサムウェア被害に 復旧費用は平均2億7000万円
-
9
「ネットワークインフラの現状と課題」に関するアンケート
-
10
社内開発×ノーコードで検証速度を4倍にしたエアトリのWebサイト改善術
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
マンガで解説:「ゼロトラスト」「SASE」の必要性とメリット
-
2
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
3
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
4
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
5
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
6
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
7
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
8
ドラマで分かる、標的型攻撃メールの被害を受ける企業と回避できる企業の分岐点
-
9
少額減価償却資産が40万円未満へ拡大、令和8年度税制改正で押さえるべき変更点
-
10
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー