「Windows」の入れ替えには作業負担やコストの増加が付きものだ。「Windows 11」の場合はどうなのか。特に注意しなければならない問題を含めて考える。
「Windows」のバージョンが新しくなるときに企業のIT管理者を悩ませるのは、管理負担やコストが増えることだ。「Windows 10」から「Windows 11」に変更する際も、その問題は発生する可能性がある。法人向けエディションを例にして考えてみよう。
MicrosoftはWindows 11の法人向けエディションとして「Windows 11 Enterprise」を提供する。Windows 11 EnterpriseのOSとしての基礎はWindows 10と同じであるため、管理方法もWindows 10とほぼ変わらない。例えばIT管理者は、Windows 11の配布や設定において以下のツールを利用できる。
グループポリシー機能を使用し、個々のデバイスのセキュリティやプライバシーの設定をまとめて管理できることもWindows 10と変わらない。
Windows 10と比べて大きく違うのはハードウェア要件だ。Windows 11を使用するデバイスの最小要件には、
などがある。
自社のPCがこれらのハードウェア要件を満たしていない場合、Windows 11 Enterpriseへのアップグレードはできないため、新たにPCを購入する必要がある。新しいPCの調達や設定は、コストや運用管理の負担増を招く可能性がある。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
近年、SaaS利用が加速する中、「誰がどのサービスを使っているのか不明」「退職者のアカウントが残っている」といった管理上の問題が顕在化している。そこで本資料では、SaaSのアカウント管理を効率的に行う方法を紹介する。
今日、企業は俊敏かつ継続的なサービスを求められており、顧客離れやブランド価値の毀損につながるシステム停止は絶対に避けるべき要件となっている。そこで重要となるのが、データ保護とBCDR(事業継続性とディザスタリカバリー)である。
組織経営の存続を左右する「システム障害」だが、これまではその対策を単なるコスト要因と見なす風潮が強かった。しかし新世代のビジネスリーダーたちは重大な経営課題としてシステム障害に向き合い、さまざまな対策を実践しているという。
さまざまな業種の組織で稼働する「止まっては困るシステム」が、障害で停止するケースが増加している。こうしたリスクに対処する方法として注目されるHAクラスタの有用性と、製品選定時に押さえておきたいポイントをマンガ形式で解説する。
「AIOps」ツールはシステムの運用や開発における業務効率化に役立つ。どのようなメリットがあり、どのように活用できるのか。似た言葉である「MLOps」と共に紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。