Windows 365を使うための意外なコストとは? Azure Virtual Desktopとの違いは「Windows 365」と「Azure Virtual Desktop」はどちらを選ぶべきか【第2回】

「Windows 365」を利用するには、他のMicrosoft製品/サービスのライセンスやアクセス権限が必要になることがある。Windows 365のコスト要素と、「Azure Virtual Desktop」との料金体系の違いを説明する。

2022年08月16日 05時00分 公開
[Gary OlsenTechTarget]

 Microsoftの「Windows 365 Cloud PC」(Windows 365)は、エンドユーザーに「Cloud PC」(クラウドPC)という仮想デスクトップを提供するDaaS(Desktop as a Service)だ。Windows 365のライセンスには「Windows 365 Business」と「Windows 365 Enterprise」の2種類がある。どちらのライセンスも、さらに「Basic」「Standard」「Premium」の3つに分かれる。

「Windows 365のライセンス」だけでは使えないことも?

 Windows 365 Businessはエンドユーザー数の上限が300人だ。Windows 365 Enterpriseにはエンドユーザー数の制限がない。Windows 365 Businessでは、ユーザー企業はLANやWANといった社内ネットワークにクラウドPCを接続させることができない。Windows 365 Enterpriseでは、ユーザー企業がクラウドPCを社内ネットワークに接続できるように設定可能だ。

 関連製品/サービスのライセンスコストにも留意する必要がある。Windows 365 Enterpriseを利用するには、クライアントOS「Windows 10」または「Windows 11」のライセンス、クラウドサービス群「Microsoft Azure」のアカウントに加えて、デバイス管理ツール「Microsoft Intune」のライセンスやID・アクセス管理システム「Azure Active Directory」のアクセス権などが必要だ。

 Windows 365の利用料金は、エンドユーザーの数とライセンスの種類で決まる。エンドユーザー全員にアカウントが必要になるため、エンドユーザーが1カ月にどのくらいクラウドPCを利用しているかにかかわらず、定額の月額料金を支払わなければならない。これに対してMicrosoftのもう一つのDaaS「Azure Virtual Desktop」(AVD)は従量制課金制であり、エンドユーザーが仮想デスクトップを使用した時間と、使用したリソースの量のみに課金する。


 第3回は、AVDの仕組みを詳しく説明する。

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