普及してはいるものの、AI技術の中ではそれほど目立った存在ではない「自然言語処理」技術。実は「ハイパーオートメーション」では重要な役割を果たし得るという。どういうことなのか。
ビジネス全体の自動化を目指す「ハイパーオートメーション」。その中核技術の一つが「自然言語処理」(NLP)だ。自然言語処理の活用は企業にどのようなメリットをもたらすのか。
自然言語処理は、深層学習(ディープラーニング)といった“華やかな”技術と比べて注目度が高くない。それでもハイパーオートメーションを具現化する上で重要な役割を果たす。自然言語処理は、チャットbotがさまざまな所でハイパーオートメーションを実現するための重要な技術だからだ。
顧客に対してサービスを提供する企業においては、自然言語処理を利用したチャットbotが顧客との最初の接点になることがある。チャットbotの大半はテキストメッセージ型だが、音声応答機能を備えた対話型のチャットbotもある。AI技術をシステム運用に取り入れる「AIOps」ツールのベンダーは、チャットbot機能の開発に注力。AIOpsツールのユーザー企業はチャットbotを使い、自然言語クエリ(声による問い合わせ)によってシステム監視のデータを分析したり、レポートを作成したりできるようになった。
「仮想アシスタント」としてのチャットbotは普及が進み、質問に対する直接的な回答だけではなく、問題解決の方法も提案できるようになっている。チャットbotが代表するように、AIツールはハイパーオートメーションを実現するために不可欠だ。今後、AI技術がさらに進化すれば、ハイパーオートメーションの対象が広がると考えられる。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...