Webカメラをリモートデスクトップで使うなら「グループポリシー」を確認すべしリモートデスクトップでWebカメラが使えないときの対処法【第3回】

リモートデスクトップでWebカメラが使えないときは、リモートデスクトップに関する「グループポリシー」の設定が適切ではない可能性がある。設定の注意点を説明する。

2023年03月23日 08時15分 公開
[Jo HarderTechTarget]

 MicrosoftのクライアントOS「Windows」の標準機能「リモートデスクトップ」を使うことで、エンドユーザーはローカルデバイスで他のデバイスのデスクトップを操作できるようになる。ローカルデバイスに接続したWebカメラは、通常であればリモートデスクトップで利用可能だ。ただしリモートデスクトップの設定に不備があると正常に動作しなくなる。リモートデスクトップでWebカメラが機能しないときのトラブルシューティングの手順のうち、3つ目を紹介する。

手順3.「グループポリシー」を確認する

 Webカメラが期待通りに機能しない理由の一つが、エンドユーザーやデバイスごとの設定を一元管理する「グループポリシー」の設定の不備だ。リモートデスクトップに関連するグループポリシーの設定は、リモートデスクトップの接続先サーバの設定と、ドメイン(エンドユーザーやデバイスの管理単位)全体の設定の2つあることに注意するとよい。いずれかの設定でWebカメラに関連する接続設定を無効にすると、Webカメラが機能しなくなる。

 リモートデスクトップでローカルデバイスのWebカメラを利用するには、グループポリシーでリダイレクト(入出力の転送)を有効にすることが必要だ。例えばリモートデスクトップサーバのグループポリシーではリダイレクトが有効になっているが、ドメインのグループポリシーでは有効になっていない場合、エンドユーザーはリモートデスクトップでWebカメラを利用できない。


 次回は4つ目の手順を紹介する。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...