テキストや画像などを自動生成する「ジェネレーティブAI」を利用する際、特有の“厄介な問題”に気を付ける必要がある。それは何なのか。どう対処すればよいのか。Forrester Researchの見解から探る。
「ジェネレーティブAI」は、テキストや画像などを自動生成する人工知能(AI)技術だ。調査会社Forrester Researchは2022年12月、公式ブログに「Beware of “Coherent Nonsense” When Implementing Generative AI」と題したエントリ(投稿)を公開した。ジェネレーティブAIの実装時には「筋の通った無意味な言葉」に注意すべし――これがエントリの趣旨だ。その真意とは。
ジェネレーティブAIの仕組みは、人の成長の観点から見ると9歳〜11歳の子どもに似ているとエントリは説明する。言い換えると、ジェネレーティブAIは「複数の言葉をもっともらしくつなぎ合わせて論理的な主張を作る」ことはできる。だがジェネレーティブAIが作り話をしているだけなのか、エンドユーザーが聞きたいことに対する答えを提示しているのかは「エンドユーザーには判断が難しい」ということだ。
Forrester Researchは、ジェネレーティブAIの導入に際して次の行為を推奨する。
ジェネレーティブAIが、質問に関する前提条件や背景情報(コンテキスト)を理解できるかどうかを確認することも重要だ。Forrester Researchは、ジェネレーティブAIについて以下を評価することを推奨する。
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