時代遅れになろうと、稼働し続けるレガシーシステムがある。なかなかレガシーシステムの刷新が進まないのはなぜなのか。背景には、レガシーシステムから新システムへの移行に伴う“ある懸念”があった。
1959年誕生のプログラミング言語「COBOL」で開発した古いシステムを、メインフレームで稼働させ続けている企業は珍しくない。こうしたレガシーシステムの刷新を妨げるのは何なのか。企業がレガシーシステムを使い続ける6つの理由のうち、3つ目を紹介する。
システムのモダナイゼーション(最新化)を進めながら、自社サービスをいかに途切れることなく提供し続けるか――。これは企業が脱・レガシーシステムに踏み切る際の主な課題だ。「レガシーシステムの廃止プロセスの中で、複雑なソースコードやビジネスプロセスを理解することは、企業にとってさらなる負担になり得る」。非営利研究組織MITREのデータ駆動政策センターでエグゼクティブディレクターを務めるデーブ・パウナー氏は、こう指摘する。
何千行、何百万行ものソースコードと、そのソースコードが実現するビジネスプロセスを理解するには、多大な時間と労力を要する可能性がある。企業によっては、必要なツールや人材を確保することさえも困難だ。
レガシーシステムから新しいシステムへの移行は簡単ではない。「企業は移行のコストやリスクが大きいシステムは維持したまま、できる範囲でモダナイゼーションを進めようとする」とデイビー氏は分析する。その結果、レガシーシステム自体はそのままになってしまうことがある。
次回は、4つ目の理由を紹介する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
社会人Z世代の休日の過ごし方 関東と関西の違いは?
大広若者研究所「D'Z lab.」は、37人へのインタビューと1000人へのアンケートを基に、社...
製造業の8割が既存顧客深耕に注力 最もリソースを割いている施策は?
ラクスは、製造業の営業・マーケティング担当者500人を対象に、新規開拓や既存深耕におけ...
「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。