「サステナビリティー」の確保にWeb会議ツールを生かすことには、具体的にどのようなメリットがあるのか。活用の際に注意すべきこととは何なのか。専門家の見解を基に整理しよう。
環境保護や社会貢献といった取り組みと経済成長を両立させる「サステナビリティー」(持続可能性)の観点で、Web会議ツールには幾つかのメリットがある。一方でWeb会議ツールをサステナビリティー確保に生かす上では、無視できない注意点があることも事実だ。それぞれを整理しよう。
「Web会議ツールは、長期的視点でサステナビリティー確保に寄与する」。調査会社Gartnerでシニアプリンシパルアナリストを務めるクリス・トゥルーマン氏は、こう指摘する。調査会社Informaの技術調査部門Omdiaでプリンシパルアナリストを務めるプラチ・ネマ氏によれば、サステナビリティー確保の手段としてWeb会議ツールを利用するメリットは以下の通りだ。
従業員が働く場所を問わず、他の従業員と一緒に働けるようにする手段として、Web会議ツールは「有効だ」とトゥルーマン氏は述べる。「Web会議ツールを利用すれば、さまざまな従業員が自由に発言し、意思決定に携わりやすくなる」(同氏)
サステナビリティー確保の手段としてWeb会議ツールを生かす際には、幾つかの注意点があるとトゥルーマン氏は指摘する。「Web会議ツールを利用する従業員を限定したり、一部の従業員のニーズだけに基づいて使い方を決めたりすると、全社としてメリットを享受しにくい」(同氏)。その他、ネマ氏はWeb会議ツールを活用する際に、以下を確認すべきだとアドバイスする。
第3回は、Web会議ツールのサステナビリティー効果を測定する方法を考える。
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