インフォテリアは、iPhone用コンテンツの作成・配信・閲覧をするサービスの最新版「Handbook 1.5」の提供を開始した。既存コンテンツをXML形式に変換するだけで、簡単にHandbookに取り込むことができる。
インフォテリアは1月5日、iPhone用コンテンツの作成・配信・閲覧をするサービス「Handbook」(ハンドブック)の最新版「Handbook 1.5」の提供を開始した。
Handbookは、iPhoneやiPod touch用にカタログやマニュアル、クイズ、学習教材などのコンテンツを作成・配信・閲覧するサービス。コンテンツを作成・配信するための開発環境「Handbook Studio」と、コンテンツを閲覧するためのアプリケーション「Handbookアプリ」で構成されている。Handbook Studioを使えば、Objective-CやHTMLなどの言語の知識がなくても、文字や画像を直接入力するといったブログの要領でiPhone用コンテンツを容易に作成できる。
最新版のHandbook 1.5では、2つの機能が追加された。1つは、PCや携帯電話向けに作られたコンテンツや、企業のデータベース内のコンテンツなど、Handbook用に作られていないコンテンツをXML形式でHandbook Studioに一括インポートする機能だ。既存コンテンツをXML形式に変換するだけで、簡単にHandbookに取り込むことができる。これまでHandbook用のコンテンツを作成する際には、Handbook Studioに直接、文字や画像を入力する必要があった。
また、Handbook用のコンテンツをXML形式でエクスポートする機能も提供する。インポート、エクスポートに対応したXML形式を「Handbook XML」として一般公開することで、コンテンツの再利用を可能にする。
2つ目は、Handbookの閲覧をiPhone、iPod touchに加えPCからも可能にする、PC用ビュワーの提供だ。ユーザーは、例えばオフィスではPC、移動中はiPhoneを使用するなど、環境に応じて閲覧する機器を使い分けることが可能になる。
これらの機能はHandbook Studioの標準機能として提供される。利用料金は500Mバイトごとに月額2万1000円(税込み)。なお、今回のバージョンアップはHandbook Studio のみで、利用料金に変更はない。
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