医師の診療をサポートする「電子カルテ」。その基本機能を解説した上で、製品に関する最新動向を紹介。さらに主要な製品や導入/運用時の注意点などをまとめた。
手書きのカルテとは違う電子化のメリット
医師の診療行為を支援する最も身近なITツール「電子カルテ」について、医療のIT化を推進する有識者が解説する。
普及率自体は約2割だが、新規開業ではほぼ導入される傾向
診療所の電子カルテの普及率は約2割だが、新規開業では9割も導入される傾向にある。電子カルテ市場の規模予測や主要ベンダーの最新動向、東日本大震災の影響などを踏まえて、今後の診療所のIT化を占う。
検討からシステム稼働まで約6カ月が必要
診療所が電子カルテを導入する際には、製品の検討から本稼働までに約6カ月の期間が必要だといわれる。新規導入の流れと注意点を紹介する。
診療所のIT化の核ともなる「電子カルテ」。市場に多数存在するシステムの中から、最適なものを選択するためには? 本連載では、診療所でも導入しやすい電子カルテシステムをベンダー取材を通して紹介する。
経営データとの連携も容易な電子カルテ「PCA HyMarks Clinic」
データを自動バックアップするSaaS型電子カルテ「Future Clinic 21 ワープ」
地域医療連携のポータルを目指すクラウド型電子カルテ「医歩ippo」
在宅診療にも対応するクラウド型電子カルテ「イージーカルテWeb2.0」
電子点数表チェック機能を活用できる電子カルテ「Medicom-HR II」
診療所のIT化を統合的に支援する「Doctor-SEED i」
SaaS形式でも活用できる低コスト電子カルテ「DolphinPro」
カルテ表示のスピードが速いMac OS専用電子カルテ「WINE STYLE」
紙カルテからの段階的導入が可能な電子カルテ「AI・CLINIC EV」
将来の地域医療連携にも対応する電子カルテ「HOPE/EGMAIN-CX」
Mac OS/Windowsの混在も可能な電子カルテシステム「MindTalk」
モダリティとのデータ連携に強みを持つ電子カルテ「TOSMEC TRINITY」
使いやすさにこだわった電子カルテ「SimCLINIC T3」
いつでもどこでも使えるASP型電子カルテ「セコム・ユビキタス電子カルテ」
主要な病院/診療所向け電子カルテ製品を一覧紹介
医師の診療行為を支援する電子カルテシステム。単に紙カルテの代用ではなく、より使いやすい操作性や過去カルテ情報の参照といったさまざまな機能を搭載している電子カルテ製品を一挙に紹介する。
ラボテック「SuperClinic」導入事例
内科・小児科一般を中心に、身近な“かかりつけ医”として患者への丁寧な診察を心掛けている「まつばらクリニック」。開院5年後から導入している電子カルテのメリットを聞いた。
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