ただのタブレットではない――プロをうならせた「Surface Pro」の実力とは週間記事ランキング

強豪ひしめくタブレット市場で、米Microsoftの「Surface Pro」はどのような評価を受けているのか。直近1週間の人気コンテンツをランキング形式で紹介します。

2013年06月21日 17時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 今週最も多く読まれた記事は「徹底レビュー:『Surface Pro』が勝ち取った意外な高評価」でした。レビュー記事は自他ともに認めるその分野のプロフェッショナルが書くことが多く、関連情報に詳しいだけではなく、実際にユーザーとして豊富な経験を持つ人物であることがほとんどです。この記事の筆者もまさにそうしたタイプで、それぞれの指摘に具体性があります。

 筆者は、バッテリー駆動時間や一部のアプリケーションを起動したときの問題点などについて厳しい目を向けてはいますが、「『ただのタブレットではない』という点を忘れてはならない」とし、「図表や売上報告、PowerPointのプレゼンテーションなどを編集しながら、同時に書きものもする」ような筆者をして、Surface Proによって業務の生産性が向上したと明言しています。

 2位には「私物iPadで学力を伸ばした中高一貫校、『タブレットは新たな文具』」が入りました。この記事では、広尾学園 中学校・高等学校が一時は学校消滅の危機にひんしながらも、抜本的な改革を進めていく中でタブレット端末の導入を決断した理由などを紹介しています。BYOD(私物端末の活用)にすることで、生徒がより積極的にいろいろな用途にタブレット端末を使うようになり、学習効果が飛躍的に伸びたとのことです。教務開発部統括部長は、「iPadを初めて手にしたとき、『生徒1人ひとりがiPadを持つことによって、学習スタイルが変わるかもしれない』と直感的に感じた」とコメントしています。教育のプロが感じたタブレット端末の魅力が具体的な導入効果とともに紹介されています。

 3位には「HDDはいずれなくなる――SSDとオールフラッシュアレイで変わる市場」、そして4位には「ライセンス違反をせず、IE 6アプリをWindows 7/8で利用するには?」がランクインしました。この記事は、多くの企業ユーザーが頭を悩ませている「Windows XP移行問題」に対するソリューションの1つを紹介したものです。その他、8位の「XP移行を検討していない企業が株主から訴えられる!?」という記事を含めて、Windows XP移行が非常に注目されていることがうかがえます。

 今週は、新製品のレビューから解決が急がれる企業の課題に関する記事など、特に実用的な内容の記事が注目を集めていました。

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