SDNで既存のプロトコルを使えるか?業界内で賛否両論

一部のベンダーは、成熟したインターネットルーティングプロトコル「Border Gateway Protocol」をSDN(Software -Defined Networking)に利用したいと考えている。

2013年08月13日 08時00分 公開
[Sally Johnson,TechTarget]

既存のBorder Gateway ProtocolをSDNで使用

 SDN(Software Defined Networking)の推進者は、ネットワークのコントロールプレーンとデータプレーンを分離するためのプロトコルとしてOpenFlowを前面に押し出してきた。しかし、一部のベンダーは、OpenFlowを使うか否かにかかわらず、SDNアーキテクチャが提供するオペレーションのアジリティおよびプログラマビリティと比べれば、OpenFlowは重要度が低いと主張している。こうしたベンダーはBorder Gateway Protocol(以下、BGP)に、SDNで期待されるネットワークプログラマビリティを実現する、SDNプロトコルとしての可能性を見いだしている。

 BGPはSDNで具体的にどのように使われるのか。「コントローラーがBGPをコントロールプレーンプロトコルとして使い、NETCONFを管理プレーンプロトコルとして利用することで、物理的なルータ、スイッチ、ファイアウォールのようなネットワーキングサービスとやりとりを行う」と、米Juniper NetworksのSDNおよびオーケストレーションシステム担当副社長、アンカー・シングラ氏は話す。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...

news077.jpg

「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...