「宮崎に1000人の雇用を」 クラウドとともに歩み続けるアラタナのインフラ戦略宮崎から世界へ、AWSを活用したITベンチャーの挑戦

宮崎のベンチャー企業であるアラタナは「宮崎に1000人の雇用をつくる」ことを目標にeコマース専門のテクノロジーを提供している。「Amazon Web Services」(AWS)を活用した同社のITインフラ戦略を紹介する。

2014年12月02日 08時00分 公開
[五味明子]
アラタナ 濱渦氏

 「宮崎に1000人の雇用をつくる。これはアラタナの設立当初からの目標であり、今はその実現のために頑張っているところ」――2014年11月6日、ANAクラウンプラザホテル福岡で開催された「AWS Cloud Roadshow」において、アラタナ 代表取締役社長 濱渦伸次氏は同社のセッションの冒頭でこう述べた。eコマースに特化したITベンチャーとして2007年にたった2人で創業したアラタナは、7年後の現在、約140人の社員を抱えるまでに成長した。そしてその先の「宮崎に1000人の雇用」という目標に挑み続けるために欠かせない基盤、それが「Amazon Web Services」(AWS)のクラウドだと濱渦氏は言う。本稿では濱渦氏および同社 インフラマネージャ 月岡誠治氏のセッションの内容から、クラウドが開く地方ビジネスの可能性について考えてみたい。

「AWS以外のインフラ選択はあり得ない」

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