フラッシュストレージの寿命を最大化する4つのコツ長期的なコスト削減にも役立つ

フラッシュメモリストレージの寿命は以前ほど大きな問題ではなくなっている。だが、さらにその寿命を延ばすとなると幾つかのコツがある。

2015年04月06日 12時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]

 ITリソースのチューニングには、ほとんど常に何らかの副作用がある。例えば、CPUをオーバークロックすると、信頼性への悪影響がパフォーマンスの向上をいずれは上回ってしまう。しかし、フラッシュメモリストレージの寿命を最大化する最良策は、パフォーマンスを最大限まで追求することだ。ストレージパフォーマンスを高める工夫の多くが、フラッシュストレージの寿命を延ばすことにもつながるからだ。

 フラッシュドライブは、ドライブのフラッシュメモリチップ内のセルにデータを保存する。これらのセルからのデータ読み出しは、ドライブの信頼性に影響を与えることなく、何度も繰り返し行える。しかし、セルにデータを書き込める回数には制限がある。そのため、フラッシュドライブの寿命を延ばす鍵は、書き込み操作を最小限にとどめることにある。これは全体的なパフォーマンス向上にも役立つ。エンタープライズクラスのフラッシュドライブは、極めて信頼性が高いことが分かっている。それでも、書き込み操作を減らす方法を講じれば、こうしたドライブの寿命とパフォーマンスも一段と向上する。

1. フラッシュメモリストレージにはパリティスキームを適用しない

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