よく分かる「コールドストレージ」入門業界団体SNIA-Jの会長が詳細解説(1/3 ページ)

アクセス頻度の低い大量のデータを取り扱う「コールドストレージ」の市場が立ち上がり始めた。コールドストレージの種類や市場動向、導入効果などの基本的解説をお届けする。

2016年01月29日 08時00分 公開
[藤巻秀明SNIA日本支部]

 IoT(モノのインターネット)やビッグデータ、人工知能など、大量のデータを取り扱うことによって新たな価値を生み出すITシステムが注目を浴びている。その動きの中で、低コストで大量のデータを格納する「コールドストレージ」の市場が立ち上がり始めた。

 ストレージに関する啓発活動や標準化活動に取り組む業界団体SNIA Japan(Storage Networking Industry Association)は2014年度、「コールドストレージ」「次世代不揮発メモリ」「グリーンストレージ」の3つの技術分科会を新設し、専門家による技術ディスカッションを開始した。本稿では、その中からコールドストレージ分科会(11社、50人)で議論された内容を中心に「コールドストレージ」の定義や概要、製品選定のポイントを紹介する。

コールドストレージとは

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