複雑なグラフィック処理が必要な仮想デスクトップユーザーに役立つ「GPU仮想化」。ベンダー間の競争激化を背景に、その導入のハードルが急速に下がりつつある。
仮想デスクトップを利用する企業は、複数の仮想デスクトップでGPUを共有する「GPU仮想化」の本格導入を視野に入れた方がよさそうだ。
Citrix Systemsが2016年5月開催のイベント「Citrix Synergy 2016」で発表したことの中で、あまり報道されなかったが注目すべきことがある。同社のサーバ仮想化ソフトウェア「XenServer 7」がIntelのCPU内蔵型GPU「Intel Iris Pro Graphics」を利用し、高解像度の仮想デスクトップを実現可能にしたことだ。もっともCitrixの競争優位は長続きしない。VMwareも2016年8月下旬に開催するイベント「VMworld 2016」の前後で、Intel Iris Pro Graphicsのサポートを打ち出すと予想されるからだ。
Citrixのニュースは、価格が手ごろになり広く入手できるようになったGPUの活用の進展という、大きな流れを示す最新の事例だ。IT部門はこうしたGPUを仮想GPU(vGPU)として分割し、高負荷なワークロード(アプリケーション)を実行するエンドユーザーに割り当てることができる。
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