リモートでアプリケーションを配信するための製品には複数の選択肢がある。本稿ではCitrix、VMware、Microsoftの主要3社の他に、これから注目した2社の製品を紹介する。
エンドユーザーにリモートアプリケーションを配信する場合、企業は多数の製品から選ぶことができる。この市場に参入しているベンダーは多く、複数の製品を提供している企業も存在するほどである。
例えばVMwareについて見てみよう。同社が仮想アプリケーションの配信用に提供している製品は「VMware ThinApp」と「VMware App Volumes」だ。前者はアプリケーションをターゲットのOSに転送する。後者は、区切られた領域にアプリケーションを配置し、それをIT担当者が特定のユーザーやグループに配信できる。
リモートアプリケーションの配信については、ツールごとに採用しているアプローチが異なる。具体的には、アプリケーション仮想化、ストリーミング、レイヤー化などの方法がある。本稿では、Citrix Systemsの「Citrix XenApp」と「AppDisk」から、Liquidware Labsの「FlexApp」やParallelsの「Remote Application Server」(RAS)に至るまで、リモートアプリケーション配信のさまざまな選択肢をまとめた。各ツールで実行されることと、それぞれの特徴を解説する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...
CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...
トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。