企業は新たなITを取り込むとき、従来の固定概念を捨てなければいけない。しかし、考え方を転換することは容易ではない。その理由とは?
最高情報責任者(CIO)は、会社のIT資産を「保有」して管理するという従来の役割を捨て、会社の事業側とオープンな協力関係を築き、カスタマーサービス指向を取り入れることが求められている。言うことはたやすいが、CIO自身とIT部門をそうした思考に順応させるには、ITに対する考え方の転換が必要であり、そのためには相応の心理学が求められる。
だがCIOや専門家へインタビューしたところ、考え方の転換が可能であることが分かる。そのためには、大切にしてきた信念の再考や、新しい仕事文化の妨げとなる障壁を克服するための取り組みが必要だ。
Level 3 CommunicationsのCIO アティラ・ティニック氏は、ソフトウェア開発や経済、心理学に重点を置いたIT関連の教育に携わった経歴を持つ。特に心理学の専門知識は最も役に立ったと振り返る。「いつも一番助けになったのは心理学かもしれない。ITの切り替えは、最大級の難題だったかもしれない」と同氏は言う。
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