「全てのストレージがフラッシュになる時代は確実に来る」の技術的根拠は?弱点だったコストもTCOでは優位に(1/3 ページ)

オールフラッシュアレイストレージのTCOの優位性(電力や冷却に要する費用の少なさ、処理能力の高さなど)は、企業がアクティブワークロードの保存に使用する理由にもなる。

2017年03月03日 12時00分 公開
[Logan G. HarbaughTechTarget]
NetAppのオールフラッシュストレージシステム「All Flash FAS Aシリーズ」はビッグデータ解析用途を想定している

 オールフラッシュストレージシステムはソリッドステートドライブ(SSD)で構成されており、回転するプラッタ(この記事ではディスクと呼ぶ)がないおかげで非常に高いパフォーマンスを発揮する。SSDは、初めHDDと組み合わせたハイブリッド構成でストレージシステムに搭載された。だが今では、主要な全てのストレージベンダーがSSDのみのアレイを販売している。

 オールフラッシュアレイ(AFA)ストレージは、HDDと比べてまだ容量単価が高いが、電力と冷却の必要量の少なさやパフォーマンスの高さから、企業はTCO(総所有コスト)については、AFAストレージに優位性を見いだせる。また、フラッシュはディスクよりも常に高価だが、普及拡大とともに値下がりが続いている。

 AFAストレージは、当初は基幹ビジネスアプリケーションの保存に使われたが、現在では、多くの企業で全てのアクティブワークロードの保存に使われるようになっている。

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