ユーザー企業が向かうべき内製化、ノンプログラミング開発ツールの導入現場を取材東京ダイヤモンド工具製作所「UnitBase」事例(1/2 ページ)

東京ダイヤモンド工具製作所の社員数は約300人、システム担当はたった1人。業務効率化が課題の同社が選んだセルフサービス開発ツールは、kintoneやSalesforceではなくUnitBaseだった。

2017年03月21日 09時00分 公開
[加山恵美]

効率化、高品質化、コスト削減の課題をいかにクリアするか

東京ダイヤモンド工具製作所 小久保 拓志氏

 東京ダイヤモンド工具製作所は工場でガラスや金属を加工する際の工具を製作、販売、再生する企業だ。同社でシステム担当のマネージャーを務める小久保 拓志氏は、いわゆる「一人情シス」と呼ばれる立場にある。IT系企業を経て、10年前に同社にシステム担当として転職した。社内でシステムに関わる業務に対応できるのは小久保氏のみ。社内のITに関することは全て小久保氏に集中する。システム業務の課題は効率化、高品質化、そしてコスト削減だ。

 かつてFAX(ファクシミリ)や電話だった連絡手段はメールやスマートフォンへと置き換わり、紙の台帳は電子帳票へと置き換わる。年を追うに連れ、どの業務もデジタル化が進んでいるのは周知の通り。小久保氏の業務が膨れ上がるのは想像に難くない。徹底的に効率化を進めていく必要がある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news023.jpg

世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...

news078.png

営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...

news125.jpg

D2C事業の約7割が失敗する理由 成功企業との差はどこに?
クニエがD2C事業の従事者を対象に実施した調査の結果によると、D2C事業が成功した企業は...