AWS、Google Cloudの転換 企業利用の増加で普通の会社になる?サポート、カスタマイズ、安定性を重視

大規模クラウドベンダーが驚くべき速さで成長し、ビジネスの仕方を刷新した。これは素晴らしいことだが、修正が必要な問題でもある。

2018年10月11日 05時00分 公開
[Nick MartinTechTarget]
画像

 現在クラウドへの投資が十分でないとしたら、IT業務を正しく遂行していない“罪”を犯している――。これはもちろん言い過ぎだが、クラウドによるイノベーションを誰もが話題にする今、多くのIT担当者がビジネスリーダーから感じるプレッシャーはこの罪の感覚と同じものだ。

 米サンフランシスコで開催されたカンファレンス「Google Cloud Next '18」で、Googleは同社のクラウドが「大企業向けの準備ができた」と高らかに宣言した。明らかにこの宣言の目的は、セキュリティと安定性についての懸念を緩和すること、そしてAmazon Web Services(AWS)、Google、Microsoftの大手クラウドベンダー3社の競争が激化する中で、大口顧客を取り込むことにある。だがこの宣言は、クラウドベンダーが優先するマーケティングメッセージと、企業のIT担当者が直面する現実とのずれを明確にしてもいる。

成功の裏にあったクラウドベンダー特有の問題

ITmedia マーケティング新着記事

news136.png

ジェンダーレス消費の実態 男性向けメイクアップ需要が伸長
男性の間で美容に関する意識が高まりを見せています。カタリナ マーケティング ジャパン...

news098.jpg

イーロン・マスク氏がユーザーに問いかけた「Vine復活」は良いアイデアか?
イーロン・マスク氏は自身のXアカウントで、ショート動画サービス「Vine」を復活させるべ...

news048.jpg

ドコモとサイバーエージェントの共同出資会社がCookie非依存のターゲティング広告配信手法を開発
Prism Partnerは、NTTドコモが提供するファーストパーティデータの活用により、ドコモオ...