大規模クラウドベンダーが驚くべき速さで成長し、ビジネスの仕方を刷新した。これは素晴らしいことだが、修正が必要な問題でもある。
現在クラウドへの投資が十分でないとしたら、IT業務を正しく遂行していない“罪”を犯している――。これはもちろん言い過ぎだが、クラウドによるイノベーションを誰もが話題にする今、多くのIT担当者がビジネスリーダーから感じるプレッシャーはこの罪の感覚と同じものだ。
米サンフランシスコで開催されたカンファレンス「Google Cloud Next '18」で、Googleは同社のクラウドが「大企業向けの準備ができた」と高らかに宣言した。明らかにこの宣言の目的は、セキュリティと安定性についての懸念を緩和すること、そしてAmazon Web Services(AWS)、Google、Microsoftの大手クラウドベンダー3社の競争が激化する中で、大口顧客を取り込むことにある。だがこの宣言は、クラウドベンダーが優先するマーケティングメッセージと、企業のIT担当者が直面する現実とのずれを明確にしてもいる。
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なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

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