製品選定失敗の果てに行き着いた、中小企業向けハイパーコンバージド製品StarWindは完成度が低かった……

寿命を迎えたSANの代わりに導入した製品は、完成度が低く保守や更新が難しかった。次に選んだのは、ソフトウェアのハイパーコンバージド製品。中小企業でも手が届く価格でエンタープライズレベルの冗長性を確保した。

2018年10月19日 08時00分 公開
[Antony AdsheadComputer Weekly]

 会計事務所Cover & Rossiterは、StorMagicのハイパーコンバージドソフトウェア製品「SvSAN」を導入した。これにより、同事務所はエンタープライズレベルの冗長性を確保し、SANを置き換えるコストを最大4万ドル節約した。

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 米デラウェア州を拠点とする同事務所は2カ所にオフィスを構え、60人の従業員を擁している。

 Cover & Rossiterは、DellのiSCSI SAN「PowerVault」を1台導入していたが、これが寿命に達した。さらに決定的だったのは、これが単一障害点になっていたことだと話すのは、同事務所のITコンサルタントD2 Technologyのダレン・ライト氏だ。

 「ストレージが単一障害点になっており、新しくする時期が来ていた。毎分ダウンタイムが発生し、損失が生じる恐れがあった。そのため、冗長性を確保することが大きな要素になった」(ライト氏)

 ライト氏は最初、StarWind Softwareのハイパーコンバージド製品「StarWind」を導入した。パフォーマンスと価格の面で魅力的だったのが導入の理由だったが、約12カ月利用した時点でStorMagicの製品に切り替えた。

 「StarWindのサポートは優れているとはいえなかった。そもそも製品の完成度が低く、保守や更新が難しかった。

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