2019年05月28日 05時00分 公開
特集/連載

大手金融機関が8000個のアプリを「AWS」へ移行 クラウドに何を期待したのか新テクノロジーの導入を進めるCapital One

米金融機関Capital Oneは、カスタマーサービスを向上させるべく、クラウドや機械学習、DevOpsなど新テクノロジーの導入を続けている。本稿では、その取り組みについて詳しく解説する。

[Mary K. Pratt,TechTarget]
画像

 米銀行大手Capital Oneはクラウドファースト戦略に乗り出した。マイクロサービスや機械学習といった新しいテクノロジーの採用と、迅速なソフトウェア開発に備えるためだ。同社は保有する約1万4000個のアプリケーションのうち、8000個をクラウドに移行した。

 この大規模移行はテクノロジーの準備が整っていればよいわけではなかった。そう語るのは、Capital Oneでクラウド戦略部門のバイスプレジデントを務めるバーナード・ゴールデン氏だ。同社のクラウド戦略は、長期事業目標に合わせて新たに設計している。この戦略は、革新的な製品やサービスを提供することが狙いだ。

 「クラウドを利用すると、新しいテクノロジーを導入して、物事を高速かつ安価に進めることがより簡単になる」とゴールデン氏は話す。

 Capital Oneのある役員は、Amazon Web Services(AWS)の同名パブリッククラウドにアプリケーションを移行することで、インフラではなく顧客対応のイノベーションにリソースを集中できたと語る。同社がAWSを導入した当時、大手企業や金融機関は総じて、セキュリティ上の懸念から、パブリッククラウドへの移行に二の足を踏んでいた。Capital Oneは、大手企業や金融機関の中でも、パブリッククラウドをいち早く導入した企業となった。

Capital Oneが重要視したクラウドの特性

ITmedia マーケティング新着記事

news093.jpg

AI活用で日本が米国に追い付く――PwC調査
PwC Japanグループが日本で実施した調査の結果から、日本企業によるAI活用が大きく進み、...

news036.jpg

SaaS企業の成功メソッド「PLG」を実践するための組織作りとは?
成長を続けるSaaS企業には組織としての共通点がある。それは具体的にどのようなものだろ...

news093.jpg

メディア総接触時間、「携帯電話/スマートフォン」が「テレビ」を上回り首位に
博報堂DYメディアパートナーズによる、生活者のメディア接触の現状を捉える年次調査の結...