無線LANのパフォーマンスを無料で改善する“3つのステップ”ネットワークのストレスを解消

無線LAN環境のパフォーマンスを向上させるには、パフォーマンスを低下させる要因を取り除き、設計を見直す必要がある。スループットを改善するコツとは。

2019年06月05日 05時00分 公開
[Amy Larsen DeCarloTechTarget]

関連キーワード

Wi-Fi | 無線LAN | ネットワーク管理


画像

 有線LANを無線LANに置き換えるメリットは大きい。無線LANにはオフィス内のどこでも業務ができる環境を実現するオープン性があり、企業が無線LANを採用する魅力となっている。だがスループット(実環境におけるデータ伝送速度)が低下すると、生産性の高い業務環境を実現する可能性を閉ざし、無線LANの魅力を打ち消してしまう。

 無線LAN環境で通信トラフィックを渋滞させる要因は幾つかある。例えば、無線LAN環境は外部からの影響を受けやすい。処理性能が不足すればスループットは低下する。

 パスワード設定やその他の認証方法など、セキュリティを適切に管理できていないこともパフォーマンスを低下させる要因となる。セキュリティ管理を怠ると、未承認のユーザーに無線LANのネットワークが開かれた状態になる。未承認ユーザーのトラフィックでネットワークの帯域が埋まってしまえばスループットは低下する。

 動画のストリーミングなど容量の大きなアプリケーションの使用もトラフィックを逼迫(ひっぱく)させる原因になる。

 無線LANのパフォーマンスに関する問題は、比較的容易に解決できる場合が少なくない。業務の生産性を向上させるためにスループットを上げたいのであれば、以下に挙げる3つのステップの実践をお勧めする。

ステップ1:パフォーマンスを重視した設計

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news034.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年2月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news183.png

LINE公式アカウントを活用した営業・カスタマーサポート向けビジネスチャットサービス「BizClo」でできること
企業担当者から顧客へワンツーワンのデジタルコミュニケーションの円滑化と組織管理を行...

news064.jpg

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...