オークションサイトやフリーマーケットサイトで中古のネットワーク機器を買うのは、ありかなしか。「グレーマーケット」と呼ばれるこうした販売チャネルを介した中古機器購入の利点と難点を紹介する。
オークションサイト「eBay」やコミュニティーサイト「craigslist」など、インターネットを使ったオークションやフリーマーケットを実現しているWebサイトでネットワーク機器を購入することについては、さまざまな意見がある。こうした販売チャネル(経路)は、合法ではあるものの、正規の販売チャネルではないという意味で「グレーマーケット」と呼ばれる。
旅行業者向けソフトウェアベンダーTrondent DevelopmentのCEO、デービッド・ウッド氏は、高価な機器を定価よりはるかに安くeBayで購入できていることに満足している。「いい買い物ができて助かっている。自動車を買うのと同じで、どうせ価格が下がるものを一番高い価格で買う必要はない」
ベンダー保証なしの欠陥品を買って失敗した例もある。Cisco Systems子会社で、クラウド管理型ネットワーク機器を手掛けるMerakiのコミュニティー掲示板に投稿したあるユーザーは、eBayで中古のスイッチを1000ドルで購入したところ、1カ月で動かなくなったという。この痛い経験から思い知った教訓は、正規の販売業者を通さずに中古のネットワーク機器を買った場合、ベンダーの保証を受けられることは、めったにないということだ。
調査会社Nemertes Researchの主席アナリストを務めるジョン・バーク氏は、次のように語る。「定価よりずっと安く買えることは大きな利点だ。一方コミュニティーサイト『craigslist』やeBayで他の中古商品を買うときと同じ難点もある。大抵の場合、ベンダーの保証はなく、保守サポートも受けられない」
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