企業はロボティクスプロセスオートメーション(RPA)をはじめとした業務自動化システムによって、職場で発生する単純作業や業務プロセスを自動化できるようになった。さらに業務自動化システムは機械学習をはじめとする人工知能(AI)技術を組み込み、より高度な処理を可能にしつつある。前編「RPAでは満足できない企業に贈る『AIによる業務自動化』のすすめ」に続く本稿は、AI技術を使った業務自動化システムでできることを説明する。
どの作業を自動化すべきか見極めるためには、その作業を自動化することで業務プロセス全体を改善できるかどうか、あるいは自動化以前にその作業を残すべきかどうかを見極める必要がある。社内には、業務自動化システムの導入によってすぐに投資効果が出る作業が少なからずある。例えば作業レポートの作成やデータの整理といった反復する単純作業は、RPA製品のソフトウェアロボットに受け渡して自動的に処理することができる。
業務自動化システムは、部門間で見落とされがちな作業の報告処理に適している。例えばスプレッドシートにデータの不一致がないかどうか検証する責任を1つの部門が担っていて、その不一致の修正を別の部門に引き継ぐとしよう。その場合、業務自動化システムを利用することで、引き継ぎ元の部門が検証から引き継ぎ完了までの手順を簡単に管理できる。
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