2019年11月26日 08時00分 公開
特集/連載

5Gのユースケース【後編】5Gで加速する小売業、農業、AIの進化

5Gは小売業や農業、自動運転車やAIにどのような恩恵をもたらすのか。5Gによって実現する技術やイノベーションとは何か。各業界の識者が5Gの可能性を紹介する。

[Rene Millman,Computer Weekly]

 前編(Computer Weekly日本語版 11月6日号掲載)では、5Gが製造業、輸送業、電力にもたらす可能性を紹介した。

 後編では、小売業とVR/AR、農業、自動運転車やAIへの応用例を検討する。

VRとARを応用した小売業の強化

 Infosys Consultingで小売りと消費財業界のアソシエートパートナーを務めるマヌ・チャギ氏によると、5Gの導入は単なる通信技術の改善ではないという。

 レイテンシが最小限に抑えられ広範な接続が実現することから、10Gbpsという速度が実現する可能性がある。これにより小売業者とその技術チームに多くのチャンスがもたらされる。5Gのシームレスな接続と超高速レスポンス時間により、「想像以上」の革新的な消費者エクスペリエンスが供給され、細部まで個人に合わせたエンゲージメントの提供が可能になる。

 「小売業者や大手消費財企業は、5Gの主な用途としてスマートシェルフ、リアルタイム広告およびプロモーション、店舗とモバイルアプリ両方でパーソナライズされたデジタルサイネージ、VR/AR対応技術(アパレル業界で活用される、パーソナライズされた情報を表示するスマートミラーなど)が想定される」(チャギ氏)

 「店舗在庫をリアルタイムに追跡・監視する機能により、店舗に目的の商品がなくても消費者がシームレスにオンラインで注文して自宅で受け取ることができる。5Gの素早いレスポンス時間が、優れた小売りエクスペリエンスを求める消費者に大きな影響をもたらす分野の一つだ」とチャギ氏は補足する。

農業の効率化

 工場で可能なこと(プロセスの自動化促進、センサーによるプロセスの改善)は農場にも応用できる。




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