2019年12月18日 08時00分 公開
特集/連載

オンプレミスオブジェクトストレージという選択【後編】主要オブジェクトストレージサプライヤーと製品の特徴

オブジェクトストレージを選ぶポイントとは何か。オブジェクトストレージに必須の要素とともに、主要サプライヤーとその製品の特徴を紹介する。

[Stephen Pritchard,Computer Weekly]
iStock.com/gorodenkoff

 前編(Computer Weekly日本語版 11月20日号掲載)では、ストレージ市場の新トレンドとして、既に始まっているオブジェクトストレージへの移行に加え、クラウドからオンプレミスへの回帰が見られる現状を紹介した。

 後編では、オブジェクトストレージの主要サプライヤーとその製品、そしてオブジェクトストレージの事例を紹介する。

オブジェクトストレージとクラウド

 組織がオブジェクトストレージを選ぶべきもう一つの理由は、クラウドとの互換性にある。クラウドストレージはほとんどがオブジェクトストレージなので、オンプレミスやプライベートクラウドでオブジェクト技術を利用すれば、ストレージロケーション間の切り替えが容易にはるはずだ。

 IHS Markitによると、2019年末までにコンバージドインフラの導入を計画している組織は66%、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は56%、ハイブリッドクラウドストレージは66%だった。

 その大部分は、事実上の標準であるAmazon S3の採用やオンプレミスおよびハイブリッドストレージ用API、アプリケーションの幅の広がりによって可能になった。

 「Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloudを含む主要クラウドは全て、オブジェクト技術をベースとするストレージを採用しており、それがオブジェクトストレージ開発と革新の大きな原動力となっている」。Tectradeのイアン・リチャードソン氏はそう解説する。

 「現時点で足かせとなる要因の一つは、それぞれで独自に開発したプロトコルをオブジェクトストレージのインタフェースに使っていることだ」と同氏は言う。だが今やオンプレミスのAmazon S3は定着し、ネイティブあるいは翻訳ツール経由で「Azure Blob Storage」や「Google Cloud Storage」に対応するアプリケーションも増えている。

 そのおかげで企業は、データをオンプレミスからクラウドに移したり、再び元に戻したりすることができる。

オブジェクトストレージ市場

 IDCの2018年版「MarketScape」報告書は、オンプレミスオブジェクトストレージを手掛ける13社をリストアップし、ソフトウェア、ハードウェア、その両方、そして専門企業と総合エンタープライズサプライヤーに分類している。その一部を紹介しよう。




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