新型コロナでトラフィックが激増してもインターネットが落ちない4つの理由新型コロナに耐えるインターネット【後編】

新型コロナウイルス感染症対策でテレワークが広がり、インターネットのトラフィックが急増しても、全面的なインターネット停止には至らなかった。どのような対策が講じられているのだろうか。

2020年06月24日 05時00分 公開
[Jennifer EnglishTechTarget]

関連キーワード

ISP | 新型コロナウイルス


 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が拡大し、企業の間で在宅勤務などのテレワークの実施が広がったことで、インターネットのトラフィック(通信量)は急増した。仮にネットワークインフラが10年前のままだったなら、今回のようなトラフィックの変動に耐えることはできなかっただろう。

 インターネットサービスプロバイダー(ISP)や通信事業者はトラフィック変動に対処するためにネットワークインフラを継続的に強化している。ISP事業を手掛けるCenturyLinkで、CTO(最高技術責任者)を務めるアンドリュー・デュガン氏は、今回のような事態になってもインターネットが持ちこたえることができた要因は主に4つあると説明する。

要因1.トラフィックのピークの分散

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

アドビ、Adobe Firefly機能搭載の「Adobe Express」モバイル版アプリを一般提供
アドビは、生成AI「Adobe Firefly」の機能を利用できる「Adobe Express」モバイル版アプ...

news141.jpg

2度あることは3度あった GoogleのサードパーティーCookie廃止再延期にアドテク各社がコメント
Googleは2024年末までに完了する予定だったWebブラウザ「Chrome」でのサードパーティーCo...

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...