この数十年で日常生活の通信手段は激変したが、オフィスにそれほど大きな変化はない。ほとんどの企業は今もデスクの固定電話を使い続け、各従業員に直通の内線番号を割り当てている。今は従業員が音声通信をするためのサービスとして、固定電話よりももっと安くて実用的な手段が存在する。
消費者は携帯電話が登場するまで、アナログ回線による基本電話サービス(POTS:Plain Old Telephone Service)を音声通信の主な手段として使っていた。携帯電話が浸透すると、ほとんどの消費者はPOTSを使わなくなり、携帯電話のみの契約に切り替えた。携帯電話会社が低料金の通話無制限プランを提供するようになると、その傾向は一層強まった。
「携帯電話サービスさえあればいい。POTSは余分」という見方が急速に広まる中で、通信手段を携帯電話に切り替えるのは合理的な考えだった。節約のために固定電話を廃止する一般家庭が次々に現れ、「家電話」の文化は事実上消滅した。
一方で大企業も中堅・中小企業も、いまだに固定電話を使い続けている。それはなぜなのか。
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