「NoSQL」が存在する理由と、無視できない“欠点”とは?「NewSQL」とは何か【中編】

RDBMSではないDBMS「NoSQL」は、高いスケーラビリティが特徴だ。NoSQLの基本的な仕組みと、NoSQLが抱える課題を解説する。

2020年12月16日 05時00分 公開
[Chris FootTechTarget]

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 リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)と、それ以外のデータベース管理システム(DBMS)である「NoSQL」両方のメリットを生かしたDBMSとして「NewSQL」が台頭しつつある。その特性は、前編「いまさら聞けない『ACID特性』『オンライントランザクション処理』(OLTP)の基礎」で解説した通りだ。中編はNewSQLの土台となるNoSQLを取り上げ、そのメリットとデメリットを説明する。

NoSQLの存在意義と“無視できない課題”

 NoSQL誕生の背景には、スケーラビリティと可用性を維持し、データを分散化させ、非構造化データを格納することが可能なDBMSを求める声があった。初期のNoSQL製品は、こうしたニーズを満すように設計されていた。

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