NutanixのDaaS「Xi Frame」とは? 利点と注意点を整理「Xi Frame」と「Citrix Managed Desktops」を比較【前編】

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)で知られるNutanixが、専業ベンダーの買収を経て提供を始めたDaaSが「Xi Frame」だ。その機能と特徴、課題を整理する。

2020年12月15日 05時00分 公開
[Marius SandbuTechTarget]

関連キーワード

DaaS | Citrix | デスクトップ仮想化


 NutanixはDaaS(Desktop as a Service)ベンダーのMainframe2(Frameの名称で事業展開)を買収し、DaaS市場に参入した。買収後、Frameの同名DaaSに幾つかの機能を追加し、より実用性を高めて企業向けDaaS「Xi Frame」として提供している。

 Xi Frameを他ベンダーのDaaSと比べるのは、IT担当者にとっては困難な作業となる可能性がある。ただしDaaSを選定するときには、各DaaSの機能や他サービスとの連携性、強みを理解しておくことが欠かせない。前後編にわたりXi Frameと、他ベンダーのDaaSのうちCitrix Systemsの「Citrix Managed Desktops」を比較する。

Xi Frameの特徴と気になる“限界”

 NutanixがFrameを買収する前、FrameはDaaSの先駆けとなる企業の一社だった。Frameの買収後、NutanixはXi Frameの提供を開始した。Xi Flameの中核システムは「Microsoft Azure」や「Amazon Web Services」(AWS)といったクラウドサービス群のIaaS(Infrastructure as a Service)で動かすことも、プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドで動かすこともできる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news067.jpg

「単なるスポーツ広告ではない」 Nikeの27年ぶりスーパーボウルCMは何がすごかった?
Nikeが27年ぶりにスーパーボウルCMに復帰し、注目を集めた。

news082.png

Z世代と上の世代で利用率の差が大きいSNSトップ3 1位「TikTok」、2位「Instagram」、3位は?
サイバーエージェント次世代生活研究所が実施した「2024年Z世代SNS利用率調査」の結果が...

news187.jpg

主戦場は「テレビ画面」へ YouTube20周年でCEOが公開書簡
20周年を迎えるYouTubeが、クリエイターとユーザーの双方にとってより魅力的で革新的なプ...