各クラウドベンダーは、複数のSaaS間でデータを送受信するためのSaaS連携ツールを提供している。その中からAWSの「Amazon AppFlow」「Amazon EventBridge」を説明する。
複数のSaaS(Software as a Service)を利用する企業は、複数のSaaS間でデータを安全に転送し、資格情報を管理して、それぞれのSaaSが生成して保存するデータを確認できる状態にする必要がある。自社のアプリケーションをIaaS(Infrastructure as a Service)でホストする企業は、このような外部のSaaSと連携するイベントの自動処理にも取り組まなければならない。これらの用途に利用できるのが、SaaS連携ツールだ。
クラウドベンダー各社は複数のSaaSを連携させ、データを一元管理するために、SaaS連携ツールを提供している。ツールによって解決できる問題や用途、対象ユーザー企業が異なる。ソフトウェア開発者向けのツールからITの専門知識を持たないユーザー向けのツールまで多岐にわたる。前中後編にわたり、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft、Google、サードパーティーが提供するSaaS連携ツールを紹介する。
AWSは自社のIaaSにアプリケーションをホストするユーザー企業向けに、「Amazon AppFlow」と「Amazon EventBridge」という2つのSaaS連携ツールを提供している。
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