「Windows Insider Program」に参加すると次期Windowsをいち早く利用できるメリットがあるが、バグへの対処に悩まされる可能性もある。バグが発生した場合はどのように対処すればいいのか。
「Windows 10」のプレビュー版「Windows 10 Insider Preview」(以下、プレビュー版)で問題が発生したら、まずすべきことは「Feedback Hub」からMicrosoftに問題点や機能改善の要望を送信することだ。Feedback HubはWindows 10の問題をMicrosoftに報告するためのアプリケーションで、「Windows」用のアプリケーションストア「Microsoft Store」からダウンロードできる。
Feedback Hubでは、プレビュー版を利用できるプログラム「Windows Insider Program」への他の参加者が投稿したフィードバックを見ることもできる。発生した問題をMicrosoftに報告することも重要だが、既知の問題を検索し、修正プログラムや問題の回避策が利用できるかどうかを調べることも重要だ。
中編「Windows 10 Insider PreviewのDev、Beta、Release Previewの違い バグ発生頻度は?」で紹介した通り、Windows Insider Programにはプレビュー版の配信方針を定めた「Channel」(チャネル)が3種類ある。開発者向けの「Dev」チャネル、アーリーアダプター(早期導入者)向けの「Beta」チャネル、検証担当者向けの「Release Preview」チャネルの3種類だ。
利用中のプレビュー版で発生したバグ対処に苦労している場合は、別のチャネルに切り替える手もある。例えば「Devチャネルのプレビュー版はバグだらけだ」と感じたら、BetaチャネルかRelease Previewチャネルに変更する。
BetaチャネルかRelease Previewチャネルを利用している場合は、下記の手順で別のチャネルを選択できる。
上記のWindows Insider Programの設定画面では、チャネルを切り替える他に、BetaチャネルかRelease Previewチャネルを利用中であればプレビュー版の受信を停止することもできる。ただしDevチャネルから別のチャネルに切り替える際には、クリーンインストール(新しいOSを一からインストールすること)が必要になる場合もあるので注意が必要だ。
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