Bluescape、Klaxoon、Microsoft、Miro、MURALなどが参入
Zoom、Teamsユーザーが「ホワイトボードアプリ」を使いたくなる“納得の理由”
Web会議で直接PC画面に書き込み、メモや図式を遠隔から共有できるホワイトボードアプリケーションが急速に普及している。場所を問わずに働く時代の新しい情報伝達ツールとして市民権を得つつある。現状を追った。
いまだに続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、在宅勤務などのテレワークの従業員とオフィス出勤の従業員が混在するハイブリッド状態が定着しつつある。調査会社のMetrigyによると、ホワイトボードアプリケーションを導入済みの企業と、2021年内の導入を計画中の企業を合わせると、回答企業全体の約45%に達する見通しだ。アナリストは、こうしたホワイトボードアプリケーション市場の成長トレンドに恩恵を受けている主なベンダーとしてBluescape、Klaxoon、Microsoft、RealtimeBoard(Miroの名称で事業展開)、Tactivos(MURALの名称で事業展開)の名前を挙げる。
ホワイトボードアプリケーションの導入が進んでいる理由の一つには、広く普及しているWeb会議システムの「Zoom」や「Microsoft Teams」との連携ができることが挙げられる。ZoomやMicrosoft Teamsなどと連携するホワイトボードアプリケーションは、テレワーカーにとって必要不可欠なツールとなっている。
Zoom、Teamsと「ホワイトボードアプリ」の併用がもたらす“あの効果”
使い慣れたWeb会議システムにホワイトボードアプリケーションを組み込み、情報伝達や意見交換をしやすくすることで、コミュニケーション不足によるテレワークのストレス軽減につながる。2021年3月開催のオンラインイベント「Enterprise Connect」におけるパネルディスカッションで、Metrigyのアナリストであるアーウィン・ラザー氏は「従来の会議室にあった物理的なホワイトボードの代わりとしてホワイトボードアプリケーションが使われている」と指摘した。
Metrigyによると、企業の上層部やIT部門は、ホワイトボードアプリケーションの導入を一方的に決めるのではなく、従業員の要望に応えて決めている。その結果、ホワイトボードアプリケーションのユーザー数は急増しているという。
爆発的に成長するホワイトボードアプリケーション市場
Miroは2020年11月、同名ホワイトボードアプリケーションのユーザーが1000万人を突破したと発表した。同社のCEO兼共同設立者であるアンドリー・クシド氏は、今後も業務環境や働き方が進化し、ユーザーの増加が続くと主張する。「ホワイトボードアプリケーションは企業にとって不可欠なツールになる」(同氏)
ベンダー各社はホワイトボードアプリケーションの機能を強化し、利便性を高めることに取り組んでいる。手書きのテキストを多言語に自動翻訳する機能や、プロジェクトの進捗(しんちょく)やワークフローを視覚的に管理できる「かんばん」方式のボードを備えたホワイトボードアプリケーションも登場している。
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