「Teams」の不正チャット監視ポリシーを決める基本手順とは?Teamsでコミュニケーションコンプライアンス機能を使う4ステップ【後編】

「Microsoft 365」のコミュニケーションコンプライアンス機能を使って「Microsoft Teams」のチャットを監視するために、IT管理者が決めなければいけないのが監視ポリシーだ。どのように決めればよいのか。

2021年05月19日 05時00分 公開
[Andrew FroehlichTechTarget]

 IT管理者がリスク管理を強化するために、ビジネスチャットツール「Microsoft Teams」のチャットを監視したい場合、Teamsを含むオフィススイート「Microsoft 365」(Office 365)のコミュニケーションコンプライアンス機能が役立つ。ただし機能を利用するには準備が必要だ。前編「『Teams』の不正チャットを防ぐMicrosoft 365の機能とは? 有効にするには」に続く後編となる本稿は、準備に必要な4ステップの3、4番目を解説する。

ステップ3.監視対象者を決める

 コミュニケーションコンプライアンス管理者(Communication Compliance Admin)の役割を持つIT管理者は、Microsoft 365の大企業向けプラン「Microsoft 365 E3」または「Microsoft 365 E5」の有効なライセンスが割り当てられている従業員を対象に、チャットをはじめTeamsやメールによるコミュニケーションを監視できる。コミュニケーションコンプライアンス管理者は、コミュニケーションコンプライアンス機能において、チャットの監視ポリシーを作成したり、ユーザーを特定のグループに分類したりできる役割だ。IT管理者はグループの分類機能を使うと、細かい監視ポリシーを効率的に適用しやすくなる。

ステップ4.監視ポリシーを作成する

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...