IT関連契約を見直すヒント【前編】
テレワーク普及でアウトソーシングコストの削減が容易に? その理由とは
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うテレワークの普及により、企業はアウトソーシングコストを抑えやすくなる可能性があるという。どういうことなのか。
コストの削減と、提供するサービスの品質向上を目指す上で、ITリーダーは何をすればよいのか。重点を置くべきなのは、IT製品の選定や調達、アウトソーシングサービスの利用などにおけるベンダーとの契約交渉戦略の調整だ。それはなぜなのか。
企業はこれまで、単純作業や定型作業を社外にアウトソーシングしてきた。こうした作業の実行手段を、アウトソーシングからITによる自動化へと置き換えることができる。適切なIT製品/サービスの導入により自動化を取り入れることで、同じ作業を実行するのに必要なアウトソーシングリソースを減らしやすくなる。アウトソーシング先のベンダーとうまく契約交渉をすればコスト削減が期待できる。
ベンダーとの契約の見直しや交渉の成功につながるヒントは幾つかある。前編となる本稿は、そのうち1つを紹介する。
ヒント1.より安価なアウトソーシング先を世界中から探し出す
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりテレワーク制度を採用した企業は、オフィスから離れた場所に住む求職者を採用しやすくなった。正社員だけでなく、遠隔地に住む派遣労働者を雇用したり、地理的に離れた場所の提供者によるアウトソーシングサービスを利用したりすることも容易になった。
米国の大企業のIT部門は米国全土から、さらには全世界から従業員を雇用できる可能性がある。企業の本社施設に世界中の既存従業員を集めて業務に従事してもらうのではなく、各国の人材を探し、その国の中でも特にコストの低い地域で人材を雇用するといったこともより現実的になった。その結果、必要なスキルを備えた労働力をこれまでよりも低いコストで確保しやすくなっている。企業は国内外で利用しているアウトソーシングサービスの再交渉を検討する余地がある。
医療関連をはじめとする規制業種は厳しい規制に従って、医療システムや決済、製薬などの業務を運用する必要がある。そのような場合には、企業はアウトソーシング先のベンダーが厳しい規制条件を満たして各業務を運用しているかどうか、リスクはないかどうかなどを厳格に調査する必要がある。
次回以降は残るヒントを紹介する。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[o9ソリューションズ・ジャパン株式会社] 「改正物流効率化法対策」徹底解説 総物流費を抑制するサプライチェーン戦略 -
製品資料
[o9ソリューションズ・ジャパン株式会社] 「サプライチェーン最適化」実践ガイド:効果的な意思決定を実現する秘訣とは? -
製品資料
[株式会社リンプレス] 非デジタル/IT人材を「自走するDX推進者」に変えるための育成ロードマップ -
市場調査・トレンド
[ワンアイルコンサルティング株式会社] AI時代の組織設計:「判断と責任」を人に残すための2つの原則とは? -
技術文書・技術解説
[ワンアイルコンサルティング株式会社] システムの保守がモダン化を阻む? 「変えない判断」から脱却する方法とは
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
1200万円のSaaS導入を回避 スギ薬局「運用費10万円」のAIエージェント構築術
-
2
「完璧な設計」なのに3000万円溶けた AWSの失敗事例から学ぶ3つの教訓
-
3
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
4
高額な「AI PC」を一般従業員も使えたら? 費用のハードルを一気に下げる方法
-
5
「コピペ運用の限界」に直面するAI活用 7割超が“別画面”のまま使う理由は?
-
6
LLMの「過学習」、正しく説明している文章はどれ?
-
7
「AIバブル」は崩壊するのか? 熱狂の後に来る“尻拭い”と4つの防衛策
-
8
IT調達担当者が知るべき「IT機器 大インフレ時代の前向きな選択肢」
-
9
クラウド資格コレクターは評価されない? 年収1000万を分ける“OSの理解度”
-
10
2035年までに1億4500万台、急拡大する「フィジカルAI」市場の勝者は誰か
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
2
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
3
Windows PCとMacの選択制で生産性向上 LINEヤフーが実践する運用管理方法とは
-
4
DX/AI投資の壁を突破、現代の最高財務責任者が直面する課題と克服のヒント
-
5
「Google Workspace」活用事例34選、先進の生成AIによる組織変革の全貌
-
6
生成AIで文書活用を進めるには? 効率化と安全性をどう両立する
-
7
「人員を増やす」という選択肢はない 情シスが負の連鎖から抜け出すには?
-
8
「問題が深刻化しやすいプロジェクト管理」から脱却する方法とは?
-
9
Linuxのスキルを証明する“激推し”の認定資格はこれだ
-
10
NTTドコモが実践したクラウド統合監視 業務量2倍でも残業削減を実現できた理由
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー