「Web会議」の5大トレンド【前編】
オフィス勤務とテレワークの「良いとこ取り」な働き方は定番化するか?
感染症対策として広まったWeb会議は、コロナ禍が落ち着いた後でも引き続き日常業務で活躍する可能性がある。今後は通勤とテレワークの「ハイブリッド」が定着するだろうか。
遠隔会議製品/サービスの業界は長きにわたり、この技術が既に成熟し日常業務に利用できる水準に達していることを周知してきた。近年になって人々はようやく、オフィス勤務とテレワークを組み合わせた「ハイブリッド型」の働き方に移行し始めた。テレワークでもオフィスと変わらない生産性を実現できるという実感が広まるにつれて、Web会議への関心も高まってきた。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)によって、ベンダーが以前から推奨してきたWeb会議を企業も試さざるを得なくなった。その試みはおおむねうまくいった。対面の会議からWeb会議への移行は必ずしも容易ではなかったが、従業員は順応できた。
当初はパンデミックを乗り切るためにWeb会議が役に立てば十分だと、ユーザー企業は考えていた。だが導入してみると非常に効果的であることが分かり、パンデミック後もWeb会議は引き続き日常業務において大きな役割を果たす可能性がある。
こうした背景を念頭に置き、ベンダーとユーザー企業が注目すべき2021年のWeb会議トレンドを紹介する。
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トレンド1.「ハイブリッド型」の勤務スタイルが普及へ
パンデミックが終わっても元の状態に戻るわけではない。2020年のテレワーク経験から、自宅でPC作業をすることは、職場でPCを使うよりも生産性が著しく落ちるわけではないと気付いた人もいたはずだ。自宅で仕事ができるのに、従業員はわざわざ2時間もかけて職場まで通勤したいと思うだろうか。企業はこれまで、テレワークで管理が行き届かなくなれば従業員の生産性が下がり、給与分の仕事をしなくなるという危惧を拭えなかった。この長年の思い込みは、2020年には打破された。管理職は、部下が自宅でそれぞれのスケジュールに合った働き方をする方が、職場で時計ばかり眺めているより生産性が高まることを実感した。
それでも会社のオフィスが完全になくなることはない。オフィスビルを取り壊すことはなく、ハイブリッド型の勤務スタイルが広がり始めている。職場への出勤を週5日から週2日~週3日に減らし、企業が新しい常態を定着させていく中で、Web会議は今後も日常業務に大きな役割を果たしていく。
中編は2、3番目のトレンドを紹介する。
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