かつて人気を集めていたり、不可欠だと考えられていたりしたプログラミング言語も、さまざまな理由で衰退期を迎えることがある。これらの中から「Perl」と「Objective-C」を紹介する。
中編「終わりに向かう旧『Visual Basic』がいまだに人気の“謎”」は、根強い支持を集めながらも衰退する可能性のある5つのプログラミング言語のうち、「Haskell」とバージョン6.0以前の「Visual Basic」を取り上げた。後編は「Perl」と「Objective-C」を紹介する。
Perlは1980年代に「UNIX」のシステム管理タスク用スクリプト言語として登場し、後に汎用(はんよう)プログラミング言語として人気を得た。古いプログラミング言語だが、データサイエンスや分析などの分野では今も重要な位置を占めている。ソフトウェア品質評価企業TIOBE Softwareによるプログラミング言語ランキング「TIOBE Index」の2021年7月版では18位に入った。だが2000年前後のピーク時と比べると、Perlのマインドシェアははるかに低くなった。
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