計画外のダウンタイム発生に備えて、最も重要なシステムのレジリエンスを高めることで、損失を最小限に抑えられる可能性がある。どう取り組めばよいのか。
計画外のダウンタイム(システムの停止時間)が発生すると、企業は適切な次善策を講じる余裕がないまま、金銭以外にも生産性の低下やブランド毀損(きそん)などのコスト負担を強いられる恐れがある。自社の最も重要なシステムの「レジリエンス」(障害発生時の回復力)を高めることは、ダウンタイムコストの最小化につながる。
レジリエンスをシステムの構築・運用計画に組み込むには「多大なコストがかかる」と、調査会社Info-Tech Research Groupのインフラリサーチアドバイザーを務めるフランク・トロバト氏は説明する。そのためIT担当者はまず「どのシステムが自社に最も大きなインパクトを与えるか」について、ビジネスリーダーから知見を得る必要があるとトロバト氏はアドバイスする。
前編「『ダウンタイム』が招くコストを正確に見積もる方法」に続く後編となる本稿は、計画外ダウンタイムのコストを最小化する方法と、コスト計算の勘所について、専門家の見解を紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年1月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
Hakuhodo DY ONEのDMP「AudienceOne」とTrue Dataが連携 何ができる?
ドラッグストアや食品スーパーマーケットの購買データを活用した精緻なターゲティングや...
転売目的の不正注文を出荷前にAIが判別 売れるネット広告社がD2C事業者向けにツールを提供
売れるネット広告社は、不正注文によるD2C事業者の損失を防ぐ新たなサービスを提供開始し...