企業にとっての「Windows 11」のメリットはセキュリティ機能だとMicrosoftは説明している。だが同様の機能は既に利用可能だ。焦ってWindowsに移行する必要はない理由とは。
Microsoftは企業にとっての「Windows 11」の最大のメリットはセキュリティだと述べている。多要素認証(MFA)、ハードウェアレベルの分離、セキュリティチップ「TPM」(Trusted Platform Module)などのセキュリティ設定が、同OSでは既定でオンになるという。
企業のIT担当者は、こうしたセキュリティ設定を現状でもオンにすることができる。だがポッドキャスト「Business of Tech」を運営するITアナリストのデビッド・ソーベル氏は「実際にオンにしている人は多くない」と指摘する。Microsoftによると、MFAを有効にしている企業は約18%にとどまる。
こうした事情を加味すると、問題はWindowsのセキュリティ機能の不足ではない。「問題は企業がそれらの機能を十分に使っていないことにある」(ソーベル氏)
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