企業にとっての「Windows 11」のメリットはセキュリティ機能だとMicrosoftは説明している。だが同様の機能は既に利用可能だ。焦ってWindowsに移行する必要はない理由とは。
Microsoftは企業にとっての「Windows 11」の最大のメリットはセキュリティだと述べている。多要素認証(MFA)、ハードウェアレベルの分離、セキュリティチップ「TPM」(Trusted Platform Module)などのセキュリティ設定が、同OSでは既定でオンになるという。
企業のIT担当者は、こうしたセキュリティ設定を現状でもオンにすることができる。だがポッドキャスト「Business of Tech」を運営するITアナリストのデビッド・ソーベル氏は「実際にオンにしている人は多くない」と指摘する。Microsoftによると、MFAを有効にしている企業は約18%にとどまる。
こうした事情を加味すると、問題はWindowsのセキュリティ機能の不足ではない。「問題は企業がそれらの機能を十分に使っていないことにある」(ソーベル氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
近年の情報システム部門は多数の業務を抱えており、中でもPCの運用・管理担当者の業務負荷をいかに軽減するかが大きな課題となっている。1030人を対象に行った調査をもとに、PC運用・管理業務のあるべき姿を探った。
“100年企業”スズキでは、DX推進のアクションプランに、「仕事のシンプル化」「ムダの削減」「全社的な可視化」を挙げている。同社はあるツールを導入したことで、業務の見える化や標準化、残業時間の35%削減を実現したという。
企業では「マルチLinux」環境が有効な取り組みとして浸透しているが、一方で管理の複雑化という課題も浮上している。本資料ではマルチLinux環境が浸透してきた背景やその利点を整理し、新たな課題の解決策について解説する。
デジタル化やクラウド利用の進展に伴い、企業のデータ量は増加し続け、これを狙うサイバー攻撃も激化している。データを守るためには保管場所が必要だが、低コストかつセキュアな環境を構築するためにはどうすればよいだろうか。
Windows 10のサポート終了が迫り、Windows 11へのアップデートを考えている組織も多いことだろう。当然、アップデートには失敗したくないはずだ。ポイントを本動画で把握して、スムーズなOS移行を実現したい。
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...