Webアプリケーション開発用のプログラミング言語として人気を博してきた「Ruby」には幾つかの短所がある。開発者にとってどのような点が問題なのか。
「TIOBE Index」はプログラミング言語の人気指標だ。プログラミング言語「Ruby」の人気の移り変わりをTIOBE Indexでたどると、2009年以降はそれまでと比べて安定していない。それはなぜだろうか。
Rubyの評価が安定しない原因の一つにドキュメントの問題がある。Ruby初心者がパッケージ(拡張機能群)管理システム「RubyGems」のメソッド(データの操作関数)について調べようとしても、ドキュメントを探すのに苦労することがある。
プログラムの実行速度や実装できる機能などの点で幾つか難点があることも、人気の低迷に影響している。大量のメソッドを呼び出す必要があるアプリケーションをRubyで記述した場合、起動に時間がかかることがある。Rubyプログラムのメソッドを呼び出すためのメモリを減らし、起動時間を短縮させるには、ソースコードを見直したり、アプリケーションの起動時間を減らす「Bootsnap」や、開発環境をシンプルにする「Spring Boot」などを使用したりする必要がある。
Rubyアプリケーションの実行に時間がかかることや、Webアプリケーション開発用フレームワーク(特定機能を実装するためのプログラム部品群)「Ruby on Rails」のWebホスティング機能が限られていることも、開発者の間でよく不満に挙がる。
「Java」や「PHP」といったプログラミング言語で作成したプログラムと比べると、Rubyプログラムは総じてメモリ消費量が多くなる傾向がある。ライブラリ解析やWebアプリケーション処理も、一般的にはJavaやPHPの方が効率的にメモリを使用する。Javaプログラムの稼働に必要な「Java仮想マシン」(JVM)でRubyプログラムを動かせるようにする「JRuby」を使うと、メモリ利用効率を向上させることができる。
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