「OCI」のリージョンを新たに14地域に設置するOracle 拠点拡大の理由はTechTarget発 世界のITニュース

2022年末までに複数の新たなクラウドリージョン設置の計画を発表したOracle。同社がクラウドリージョン設置を急ぐ理由とは。

2022年01月12日 05時00分 公開
[Caroline DonnellyTechTarget]

関連キーワード

Oracle(オラクル)


 Oracleのクラウドサービス群「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)のクラウドリージョン(データセンターが位置する地域)は、2022年末までに世界で44拠点になる。同社がこの計画を2021年10月に発表した時点から、新たに14拠点が加わる。欧州、中東、アジア太平洋、中南米が新規拠点の対象地域となる。新規クラウドリージョンの開設が相次ぐ背景には何があるのか。

OCIのクラウドリージョンが急速に増加 その理由は?

 欧州ではイタリア、スウェーデン、フランス、スペインにOracleは新たなクラウドリージョンを設置する。同社はクラウドサービス事業を展開するほぼ全ての国に、少なくとも2つのクラウドリージョンを設置する計画を立てている。米国、カナダ、英国、韓国、日本、ブラジル、インド、オーストラリアでこの目標をすでに達成している。

 OCI事業のエグゼクティブバイスプレジデントであるクレイ・マグワイク氏は、OCIのクラウドリージョン追加の理由は、同事業への需要が高まっていることだと説明する。「OCIは2021年に飛躍的な成長を遂げた。クラウドリージョンの追加により、さらに多くの企業が成長と成功のために当社のクラウドサービスを利用できるようになる」と、マグワイク氏は期待を寄せる。

 Oracleは同社のデータセンターが環境に負荷を与えることのないよう、2025年までに全てのクラウドリージョンの電力を再生可能エネルギーで賄うことを表明している。電力を再生可能エネルギーに切り替えることは、他の主要クラウドサービスのベンダーと同様だ。

TechTarget発 世界のITニュース

新製品・新サービスや調査結果、セキュリティインシデントなど、米国TechTargetが発信

する世界のITニュースをタイムリーにお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news098.jpg

イーロン・マスク氏がユーザーに問いかけた「Vine復活」は良いアイデアか?
イーロン・マスク氏は自身のXアカウントで、ショート動画サービス「Vine」を復活させるべ...

news048.jpg

ドコモとサイバーエージェントの共同出資会社がCookie非依存のターゲティング広告配信手法を開発
Prism Partnerは、NTTドコモが提供するファーストパーティデータの活用により、ドコモオ...

news112.jpg

「インクルーシブマーケティング」実践のポイントは? ネオマーケティングが支援サービスを提供
ネオマーケティングは、インクルーシブマーケティングの実践に向けたサービスを開始した...