Samsung Electronicsの「Galaxy Chromebook 2」は、色再現性を高める量子ドット採用のディスプレイが売りだ。このディスプレイはどのような仕事に役立つのか。Galaxy Chromebook 2の特徴をビジネス視点で探る。
業務用クライアントデバイスの新たな選択肢となり得るのが、GoogleのクライアントOS「Chrome OS」を搭載したノート型デバイス「Chromebook」だ。企業がChromebookの導入を検討する際、どのような機種が選択肢となるのか。ビジネス用途に適したChromebookの中から、今回はSamsung Electronicsの「Galaxy Chromebook 2」(原稿執筆時点では国内での公式販売なし)を紹介する。
Galaxy Chromebook 2最大の特徴が、色再現性を高める量子ドット(QD)を採用したディスプレイ(以下、量子ドットディスプレイ)だ。Galaxy Chromebook 2の量子ドットディスプレイは、デジタルシネマの色域(色の範囲)を定めた標準規格「DCI-P3」の色域を100%カバーするという。動画や写真の編集における、色の繊細な使い分けを支援する。標準規格Universal Stylus Initiative(USI)準拠のスタイラスペンを利用できる。
バックライト付きのキーボードは、大きめのキーを格子状に配置している。キー周囲の隙間を狭くすることで、ぐらつきを抑えた。無線LAN規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に準拠した無線通信ができる。USB Type-Cポートを2基搭載。重量は1.2キロ程度と比較的軽量で、厚さは13.9ミリだ。GoogleのモバイルOS「Android」を搭載したスマートフォンとの連携機能があり、Androidスマートフォンを使ってGalaxy Chromebook 2にログインできる。
項目 | 内容 |
---|---|
プロセッサ | Intel Core i3-10110U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイサイズ | 13.3型 |
ディスプレイ解像度 | 1920×1080ピクセル |
バッテリー駆動時間 | 13時間(公称値) |
価格 | 699.99ドル(米国向け公式オンラインストアでの価格) |
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
中国政府がTikTok売却先としてイーロン・マスク氏に白羽の矢? うわさの真相は……
米国で禁止か売却か――。判断が迫られるTikTokに驚きの選択肢が浮上した。売却先の一つ...
集客装置としての「イカゲーム」(無料eBook)
残酷なシーンが多いことで知られる作品なのに世界のブランドはなぜタイアップしたがるの...
2025年の広告・マーケティング予算、「増加」企業の割合は?
コムエクスポジアム・ジャパンが企業のマーケティング活動における予算や主要な関心事を...